阪神タイガースファーム練習現地レポート③ 250713

ファーム情報

こちらのサイトでは、SGLスタジアム尼崎のオープニングで特集記事を3月に、その後のファームの練習レポートをリリースしましたが、おかげさまで沢山の方にお読み頂きました。

今回は、練習レポートの第3段として、25年7月13日の残留組の練習の模様をお届けしたいと思います。

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ファームの投手組の様子

【ビギナーのための用語解説】

・ファーム残留組
ファームが対外試合で遠征に出る時に、SGLに居残って練習しているメンバーのことを指します。

野手は、比較的、遠征に出払っている場合が多いのですが、最近では、育成登録選手の出場枠の問題で、野手の居残り組みも居ます。

一方で、投手は、遠征に帯同しない選手の他に、リハビリ組・調整組が多く居る傾向があります。
あまり表立っては報道されないことも多い選手の状況を見るには、絶好のタイミングといえます。

この日は、ファームのオリックスが、高槻萩谷球場での開催のため、野手の殆どと、投手のうち登板が予定されている選手がそちらへ向かっていました。

この時期になると、全体のアップも早めに切り上げられ、比較的早めに投手・野手に分かれ、投手組が隣のタイガース練習場(通称:サブグラウンド)に入ります。

投手組の通常練習組は、いつも通り、守備練習から始まります

7/13 守備練習に参加した投手
西純、今朝丸、漆原、茨木、石黒、津田、川原、早川、マルチネス

・コンディション不良が報道された石黒投手も参加。
・西勇・下村・畠・鈴木・佐藤蓮・ビーズリー投手は姿は見えるも、守備練習は不参加。

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実戦復帰の投手

前回の記事のからの変化としては、茨木・鈴木・マルチネスの各投手が、今年初めて実戦復帰したことです。

 登板投球回被安打奪三振与四球自責点防御率
茨木23.245124.91
鈴木10.201100.00
マルチネス417.2169452.55

とりあえずは、一安心といったところでしょうか。

これで、実戦復帰していないのは、西純、下村、畠、小川の4投手になると思います。

また、報道の通り、長らくリハビリと調整を続けていた髙橋投手が、この週に一軍練習へ合流したのは、周知の通りと思います。

     

守備練習後は

屋外の気温条件を加味してでしょう、選手たちは、守備練習も早々に切り上げ、阪神なんば線の高架の向こうにある、室内練習場に消えていきました。

室内練習場

これより先は、一般開放されていないのですが、SGLのブルペンは、6レーンもあります。

SGL公式サイトより

これだけあれば、各々の状態に合わせた調整ができそうですね!

    

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早川投手が支配下登録!

この日は、外で練習する時間が短い分、サインに応じている選手がいつもより少し多い気がしました。

佐藤蓮投手
畠投手
漆原投手
早川投手

最後に早川投手がサインを終わって室内練習場へ向かったのが11:00過ぎ頃だったと思うのですが、丁度その頃、Xで、早川投手が支配下登録されたというニュースが飛び込んで来ました。

早川投手、おめでとうございます!

何というタイミング・・色紙この日に書いていた背番号は「129」。

これが最後に書く「129」になったわけです。

本人の談話によると、球団に呼ばれたのが、当日朝だったようで、このリリースタイミングまで口外できなかったのでしょう。

これが10:00の発表であれば、大いに違う現場になったでしょう・・祭りになっていたかもしれませんね!

いずれにせよ、足しげくSGLに通うファンにとっては、思い出の日になったのではないでしょうか。

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今後の支配下選手登録は?

【ビギナーのための用語解説】

「支配下選手」
・ごく簡単にいえば、球団が独占契約を行った選手のことで、この登録により、初めて一軍の試合に出場できます。
・現在のNPBの規定では、70人となっています。
登録期限は毎年7/31迄です。

「育成選手」
・支配下選手とは別枠で、育成目的に契約を行う選手のことです。
(但し、怪我により離脱した支配下選手の長期的なリハビリのため、その期間のみ育成契約をするケースは多々あります)
・一軍の試合には出場できません。
・現状では、ファームの試合の出場人数も5人までに制限されています。
(平田監督は異議を唱えています)
・背番号は3桁。
・契約期間は、目安3年以内で、この期間中に支配下昇格を目指します。

支配下選手登録は、NPBに届け出ることになっており、タイガースの場合、正式にはこちらで公示されます。

上記の表に掲載の合計人数は68名。

その2枠のうち、1枠は、この記事を書いている7/14に、外国人選手の獲得が発表されました。

育成登録投手の実績

現在の阪神タイガースの一軍には、制球力が高い投手が揃っているのため、その条件を満たす投手か、余程の剛球投手が要件かと思い、今シーズンの育成投手で故障もなく開幕から投げ続けている選手の実績をピックアップしてみました。(7/13現在)

選手名登 板投球回奪三振率与四死球自責点防御率
早川1262.25.3120223.16
森木1212.19.49192014.6
松原2734.25.4523164.15
伊藤稜15685.8234263.44
ベタンセス1828.17.9730165.08

残り1枠、外国人投手を調査しているという報道も出ていますが、どうなるのでしょうか。

期待して、待ちましょう。

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