2023年の12月16日にリリースした、沖縄キャンプ2024に関する記事ですが、まだ計画段階で書いたにもかかわらず、大変多くのアクセスを頂き、驚くとともに、需要の高さを再認識しました。
当ブログは、「実体験に基づくリアルな情報提供」を目指しており、ブログ主自身も、記事の内容に近い形で、実際に行ってみました。
今回の記事では、その体験談もふまえ、2025年のキャンプに行く計画のお手伝いになるような記事にしていきます。
実際の行程を基に、
・行って良かったこと
・ちょっと失敗したな、と思ったこと
あくまで個人的感想ですが、リアルに記載していきます。
旅のスケジュール
「準備編」の記事にも書いた通り、2024年は、2/22(木)出発~2/25(日)帰着の日程としました。
2/23(祝)~2/25(日)が3連休で、休みやすかったことと、その3連休であれば、オープン戦も多少観られるかな?と、計画段階では、推測したからです。
航空券やホテルの予約を入れた時点では、オープン戦の日程が発表されていませんでしたが、「宜野座でのオープン戦も多少は観られるんだろうな」という読みで、そうしました。
ところが・・・
実際のオープン戦は、
2/23(祝):読売戦at那覇
2/24(土):ヤクルト戦at浦添
2/25(日):中日戦at北谷
となりました(^^;
まあ、とりあえず、3試合のチケットを入手し、あとは、現地で考えることにし、移動当日を迎えました。
羽田から那覇へ
2/23(祝)の朝の移動となると、半日潰してしまうので、2/22(木)の夜の便での移動にしました。
那覇から宜野座までは、時間帯にもよりますが、Googleマップ上では、車で約1時間と表示されます。
レンタカーの手続きも考えると、夜の便での宜野座入りは難しいかなと考え、移動日の夜は、那覇のホテルを押さえました。
この選択は、結果的には正解で、2/23(祝)が、那覇での対 読売戦になりました。
失敗①・・モノレール終電逃す
ところが、離陸が遅れ、モノレールの終電が終了してしまいました!
(那覇空港発は、平日・休日とも23:30が最終!・・・調査不足というか、大阪とか東京と同じように考えてはダメですね。。)
あとは、ご覧の通りの、タクシー待ちの行列です。。。
もう、絶望しかありませんね。
まず、ホテルに遅くなる旨連絡を入れて、ひたすら待つことにしました。
ところが、列は予想以上に早く解消されていきます。
何故かというと、
・ファミリー層が多いので、一度に4人とか乗っていく。
・そもそも沖縄が車社会なので、タクシーが沢山ある。
ということだと、段々わかってきました。
でも、やはり、祝前日の最終便、しかも、よくよく考えると、何もタイガースだけではなくて、セントラル全球団とパシフィック3球団がキャンプやってるんですから・・そういうことです。
ちょっと、計画が甘かったですね。
モノレールのリアルタイム時刻表は、こちらから↓
ようやく、タクシーに乗り込み、ホテルにたどり着きました。
空港近くのホテルにしていて、良かったです。
レンタカー
レンタカーは、たくさん選択肢がありましたが、
・ホテルや、駅、空港から近いこと(帰りの返却も含めての検討)
・比較的早朝から営業していること
・オープン戦の行われる沖縄セルラースタジアム那覇から近いこと
を基準に選びました。
具体的には、朝8:00にレンタカーを借りて、そのまま具志川(ファームのキャンプ地)へ向かい、少し観たあと、那覇に戻り、オープン戦を観るという強硬スケジュールにしたわけです。。
沖縄セルラースタジアム那覇
失敗②・・駐車場が空いていない
具志川(あとでまとめてご紹介します)から那覇へは、余裕をもって戻ったつもりですが、想像以上に駐車場が空いていません。。
車社会だし、土地はいくらでもあるんだから・・とか、舐めたら、失敗します。
Googleマップ等で、よく下調べしておきましょう。
ということで、ギリギリのタイミングで、沖縄セルラースタジアム那覇に到着しました。
こちらは、読売ジャイアンツのキャンプ本拠地です。
佐藤選手とミエセス選手の一発を観ることができました♪
特に、佐藤選手の一発は、弾丸ライナーでエグカッタです。。
観光地として有名な「国際通り」は、モノレールの「県庁前」駅から、徒歩でも行けます。
少し観光をすると、あっという間に初日が終わってしまい、そのまま、再度、レンタカーで宜野座へ向かったわけです。
宜野座では、こちらのホテルに宿泊しました。(宜野座村野球場に最も近いホテルです)
宜野座村野球場
アクセス
宜野座村野球場は、那覇からですと、Googleマップでは約1時間以内との表示が出ることがありますが、渋滞などもありますので、1時間以上はみておきましょう。
特に、那覇の高速の入り口は、市街部から少し離れた場所にあり、しばらく下道を走る必要があります。
一方、宜野座は、高速を降りたら、すぐに、球場が見えてくるので、わかりやすいです。
メイングラウンド
こちら、中継でお馴染みのメイングラウンドとなります。
広いグラウンドで、投手組を中心としたアップが始まりました。
失敗③・・野手組がオープン戦に出かけてしまっている
冒頭にも書いた通り、旅の計画段階では、オープンの予定が出ておらず、その時は、「宜野座でもやるかな?」程度に軽く考えていたのですが、実際には、この期間宜野座では1試合もなく、全てビジターゲームとなったのです。
当然ながら、野手組は、殆ど出かけていましたので、必然的に、投手組の練習をじっくり観ることになりました。
観客が通行できるエリア
観客が入れるのは、ご覧のマップの青のエリアのみとなります。
室内練習場です。広い道は、選手が通ります。そのため、観客は、青い柵の外側しか通行できません。
こちらは、マップ上で、「撮影スポット」とされている付近。
サブグラウンドと室内練習場の往来に、選手が通ります。
マップ上で売店・売店エリアと書かれた付近です。
中継でも時々紹介されているお馴染みの売店です。(パーラーぎのざ)
この売店の裏手あたりに、「サブグラウンド」があります。
サブグラウンド
こちらも、中継でお馴染みの場所です。
3:23辺りから↓
この日は、投手組の遠投や、守備練習等がメインに行われていました。
最も印象に残ったのは、遠投です。
これは、オンシーズンの1軍の試合前には、殆ど観ることができない光景です。
ここで特に目に留まったのは、青柳投手のボールの力です。
誰よりも、低く、グングン伸びる球を、ノーステップで投げます。
大竹投手が、以前に、「青柳さんとキャッチボールをして驚いた」と言っていましたが、この事ではないかと思っています。
「球速」ではなく、「球質」が凄いんでしょう。
動画にまとめましたので、ご覧ください。(一番手前が青柳投手、相手は西勇輝投手です)
投手の守備練習。こちも、オンシーズンの球場では、なかなか観ることができない光景です。フィルディングの良い西勇輝投手なんかは、なんかイキイキとしてやっていたのが印象的でした。
「サインは求めないで下さい」との看板は一応有るのですが、実質は、こちらで応じて貰える場合が有るようです。
勿論、練習前ではなく、昼食前の時間帯だと思います。
この日は、岩崎投手と、岩貞投手が、熱心にサインに応じて下さいました。
本当は色紙が良いのですが、大きくて持ち回りの問題もあるので、丁度いいサイズのスケッチブックを用意して、書いてもらいました。
ブルペン
ブルペンは、先ほどのマップ上の一番右手。敷地の最外周にあります。
こちらも中継でよく映る場所なのですが、朝一番に行かないと、前の方は取れません。
客席はひな壇になっていて、後ろの方でも一応は観ることは可能ですが、最も臨場感があるのは、当然ながら最前列です。
勿論、朝9時に行っても、誰も投球練習はしていませんが、帽子とかタオルとかで、席取りをすることは可能です。
球場に最も近いホテルを押さえたのが、ここで効きました。
1軍の投手の投球をこの至近距離で観られるのも、お馴染みの「ハ~~~~イ!」という声を生で聴けるのも、こちらだけです。
浦添球場へ
サブグラウンドでの投手のアップや守備練習も終わったので、2日目の午後は、浦添球場へ、対 ヤクルト戦を観戦に行きました。
ただ、やはりここでも問題は、
失敗④・・またまた駐車場がない
この辺りの球場なら、当然駐車場ぐらい・・と思いきや、ギリギリに行ったせいか、かなり遠方の駐車場に停める羽目になりました。
30分ちょっとで行けるかな?と思いきや、何の何の。。皆さん、ご注意を。。
具志川野球場
具志川野球場は、2日目の朝と3日目に行きました。
アクセス
宜野座村野球場から具志川野球場へは、Googleマップ上は40分弱で表示されますが、もう少しみておきましょう。
宜野座は、高速を降りてすぐなのですが、こちらは、それなりに距離が有ります。
また、駐車場は、球場のセンター方向の裏手にあります。
ホーム方向へ向かう道もありますが、それは通り越し、次の三叉路を左折します。
ご覧のような小さな看板がありますので、見逃がさないように注意しましょう。
観客が通行できるエリア
観客が入れるのは、ご覧のマップの青のエリアのみとなります。
こちらは、赤い三角コーンで仕切られています。
メイングラウンドと室内練習場の位置関係は、宜野座に似ているのですが、ブルペンやサブグラウンドの位置は異なります。
メイングラウンド
キャンプの朝は、早いです。
8:00過ぎに行くと、井坪選手が早出特守を受けていました。
バックネットの裏付近に行くと、その日のメニューが貼り出されています。
宜野座と同様、野手組の多くと、投手組の一部は対外試合に移動していました。
残留組は10:00から全体練習があります。
山田選手、早くもユニ着たファンが居ました。早いですね!
野手組が出かけていて、グラウンドが空いているため、投手組の守備練習(投内連携)が行われていました。内野手役も投手がやりますので、左投げの2塁手が居たり、これも普段は観られない一シーンかと思います。
ブルペン
本塁の裏手ぐらいに、屋根付きのブルペンが新設されました。
ここも、赤の三角コーンとバーで、仕切られています。
選手は、奥の室内練習場(ドーム)に荷物を置いて、そこから坂で上がって来るので、ファンが待ち構えます)
この付近を上から撮影すると、このような位置関係になります。
プレハブ小屋みたいなところに投手組が入っていきます。
この日は、待ち時間が長く、皆さんくたびれてお昼へ行った頃に、湯浅投手がブルペンに入りました。
立ち見ですが、この至近距離は、やはり迫力あります。
投球練習終了後、湯浅投手がファンサしていました。
改めてこういう写真で観ると、近所のお兄さんみたいな感じで・・・、ちょっと話しましたけど、本当~に好青年でした。
でも、既にこの頃、身体の異変を感じていたということが、今になってわかりました。
この時、どういう想いで、ファンに接してくれていたのでしょうか・・。
苦労してリハビリの壁を乗り越えて、やっとの思いで開花して、世界の頂点でプレイして、日本シリーズでも伝説の登板を果たして、でもそれは一瞬で、またリハビリ生活に戻る彼のことを考えると、胸が一杯になります。
また甲子園で、あの姿を観られることを、心待ちにしています。
遂に2024年、復活を果たした髙橋遥人投手にも会えました。
復帰祈願も含めて、もちろん「29」と、書いてもらいました。
実は、この時で、もう既にこれぐらいは投げられていました。(真正面からの貴重なアングルです。)
復帰後の躍進は、既に皆さんご承知の通りです。
いよいよこれから、本当の彼のステージが始まります。
不世出の投手の活躍を応援しましょう。
最後に、残念ながら、投げてるところは観られなかったけど、ルーキーの下村投手。
阪神タイガースには、TJ手術を経て復活した素晴らしい先輩が何人もいます。
これから、きっと、そんな先輩たちが支えてくれるでしょう。
甲子園で観られる日を心待ちにしています。
周辺情報
注意点としては、敷地内に売店(というよりは、キッチンカーが来る場所)はありますが、日程によってはかなり限定される場合があります。その場合は、昼食などは車で出かける必要があるということです。
お昼休みに出かけるのが面倒であれば、事前にコンビニで調達しておくとか、しておいた方が良いかと思います。
最も近いコンビニでも徒歩ですと20分近くかかります。
沖縄本島西海岸の旅
具志川野球場が一段落したあとは、もう無理して北谷(対 中日戦)には行かず(近くは通りましたが・・)西海岸のルートを車で北上しました。
トロピカルビーチ(宜野湾)
DeNAさんがキャンプを行っているエリアです。
沖縄本土は、那覇を離れ、北へ行くほど、海がきれいで、自然も豊かになります。
こちらのビーチは、宜野座に比べると、那覇からも近いのですが、この付近ではかなり海水がきれいです。
ところが・・・こんなものではなかったです。。
ザ・ブセナビーチ
西側の海岸を、さらに、北谷→読谷→恩納→名護と北上していくと、海の色がどんどん変わっていきます。
このブセナビーチは、本来、プライベートビーチのようですが、「お散歩するだけ」と言ったら、通してくれました。(時期によるのかもしれませんけどね。。)
この海の色は、もう、おかしいですね。。
この少し手前には、阪神タイガースの選手が宿泊する「ハレクラニ沖縄」があります。
その先には、ベストウェスタンの、比較的リーズナブルなホテルもあります。
ちなみに、ハレクラニ沖縄を基点にしても、宜野座村野球場までは、車で20分かからないです。
次回は、是非この付近に宿泊しようと、固く心に誓いました。
天候について
2023年の気象データについて、前回の記事と同じものを再掲載します。
那覇 | 大阪 | 東京 | |
最高気温(℃) | 21.6 | 11.0 | 12.1 |
最低気温(℃) | 16.8 | 3.7 | 3.0 |
降水量(mm) | 77.5 | 33.5 | 40.5 |
紫外線インデックス | 6.1 | 4.1 | 4.0 |
大阪や東京の4~5月ぐらいのイメージですが、それはあまり間違っていなかったです。
体感温度については、個人差がありますので、服装については、上の記事中の写真に写っている観客の皆さんを参考にしてみて下さいね。
写真でもわかる通り、曇りの日が多く、冷える時は冷えます。
重ね着の用意は、有った方が良いでしょう。
まとめ
今回の訪問では、「再発見」したり、計画が甘く「失敗」したり、色々ありました。
日程については、4週あるわけですが、そのチョイスも大事ですね。
今回は、最終的にはご覧のような日程となったのですが、これが判明してからでは、航空券やホテルが押さえにくくなり、ある程度予測で組まざるを得ません。
キャンプの休日が金曜日や月曜日に入ることもあり、これも不規則で読めません。
記事内にも記載しましたが、今回は、オープン戦も多少観れるかな?ということで、後半の3連休と早くから決めて、動いていましたが、そのオープン戦が全て宜野座以外の球場に決まってしまいました。
宜野座は各球団のキャンプ地の中では、最も北に位置します。
沖縄本土は、狭いとは言っても、各球場間の移動は、それなりに時間を要することと、駐車場も、意外と見つけにくい場合があります。
オープン戦は、午後に有りますので、昼間の貴重な時間を使って移動をする必要が出てきます。
また、他球場でのオープン戦開催となると、野手組の多くがそちらに移動してしまいます。
そう考えると、本州内でいつでも観られるオープン戦は優先度低く考えて、むしろそれを避けた計画をした方が、じっくり観られるのではないかと思いました。
2025年でいうと、飛び石連休となる、2/8(土)~11(火・祝)あたりが、じっくりと基礎練習や連携練習をやっていて、狙い目なんじゃないかな?と思っています。
やはり、キャンプの魅力は、普段観られない練習風景を観たり、選手を間近で観られるところにあります。
今回は、特に、投手組の遠投や投内連携、ブルペン等、日頃は観ることができない部分を観られたことは、とても有意義だったかと思います。
次に訪問する際は、それを念頭に、「じっくり観る」プランに軌道修正をかけて行こうと思います。
その内容は、2025年の沖縄キャンプナビ【後編】として、モデルコースを考えていきます。
今回利用した交通・ホテル
すっかり長い記事になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
気に入って頂けましたら、シェア/リポストよろしくお願いします。
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