【プロ野球豆知識】データにみる 観客動員・ファン動向

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阪神タイガースは、2025年シーズンも、5/22の対読売ジャイアンツ戦で、公式戦の観客動員数(京セラドーム含む)が100万人に達したと、球団より発表がありました。

2025年シーズンは、チケットの発売時点で争奪戦となり、主催試合は発売開始から程なく全試合完売となりましたので、当然の流れでしょう。

2023年の優勝を契機に、かなり過熱気味になっていますが、こちらの記事ではNPB(日本野球機構)他の統計データを基に、阪神タイガースを始め、昨今のプロ野球の観戦動向についてご紹介します。

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2024年のセ球団別 主催試合観客動員実績

球団総観客動員数1試合平均試合数
阪神3,009,69341,80172
読売2,825,76139,24772
DeNA2,358,31232,75472
中日2,339,54132,95171
広島2,085,67129,37671
ヤウルト1,998,84628,15371
NPB公式サイトより引用

甲子園球場は、球団の公式サイトによると、最大収容人数は47,359人となっていますが、プロ野球観戦用としては、実際には連日最大42,600人前後の入場者数が発表されています。

2024年だけは、7/30~8/1に甲子園球場開場100周年記念イベント「超満員プロジェクト」として、アルプススタンドを仕様変更し、47,000人規模の入場者を収容しました。
(つまり、通常より年間で延べ約15,000人多く収容したことになります)

一方で、上記は、主催の地方ゲームも含んでおり、阪神タイガースの場合は、京セラドーム大阪(36,220席)と倉敷マスカットスタジアム(30,494席)の入場者数が含まれています。

これらの条件が差し引きされた動員数の平均が「41,801人」となるわけです。

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阪神タイガースの主催試合観客動員推移

NPBのサイトで、確認が可能な2009年まで調べてみました。

2009-2010年頃にも300万人を超えるシーズンが有ったようです。

その後、戦績が思わしくない時期は、少し割っていたようですが、いずれにせよ、動員数は1位か2位を続けていたわけで、改めて根強い人気を知ることができます。

年度入場者数 1試合平均 試合数入場者セントラル
順位順位
20243,009,69341,8017212
20232,915,52841,0647111
20222,618,62636,3707213
2021749,44310,5557112
2020517,9448,6326022
20193,091,33542,9357213
20182,898,97640,8317126
20173,034,62642,4187212
20162,910,56240,9947124
20152,878,35239,9777223
20142,689,59337,3557222
20132,771,60338,4947222
20122,727,79037,8867225
20112,898,43240,2567214
20103,005,63341,7457212
20093,007,07441,7657214

参考に、2000年以降の球団別の推移をグラフ化してみました。

球場の収容人数の壁がありますので、そうそう簡単に動くものではないですが、やはりDeNAが経営努力やウイング席の増設もあり、ジワジワと上げ、中日を抜いて3位になってきています。

広島も、マツダスタジアムに移転した2009年より、右肩上がりです。

    

ちなみに、動員数に絞れば、NPBのサイトで1950年までの推移を遡ることができます。

これをみると、昔は読売ジャイアンツが突出していて、阪神タイガースは、1980年代から上昇し、2003年/2005年の優勝で読売ジャイアンツと肩を並べたことがみて取れますね。

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2024年MLBの主催試合観客動員数

一方、メジャーリーグは、どうでしょうか。

球団総観客動員数1試合平均試合数
LA Dodgers3,941,25148,65781
Philadelphia3,363,71241,52781
San Diego3,330,54541,11781
NY Yankees3,309,83841,89679
Atlanta3,011,76537,64780
Chicago2,909,75535,92281
St.Louis2,869,78335,87280
Houston2,835,23435,00281
Tronto2,681,23633,10181
Boston2,659,94932,83881
ESPN公式サイトより引用

2024年は、5球団が動員数300万人を超えています。

但し、日本よりは10試合前後多く開催されています。

また、そもそも、MLBの人気球団、特にドジャースタジアムは収容人数が多いです。

ドジャースタジアム

LAドジャースの本拠地で、約56,000人収容可能です。

シチズンズ・バンク・パーク

フィラデルフィア・フィリーズの本拠地で、約43,500人収容可能です。

1試合平均でみると、阪神タイガースは「世界第3位」

収容人員では、ドジャースタジアムにはかなわず、また、試合数も若干少ないですが、1試合平均(41,801人)でいくと、阪神タイガースは、ドジャース、ヤンキースに次ぎ、堂々の「世界第3位」ということになりますね!

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阪神タイガースファンの人口は?

では、実際に、阪神ファンの人口はどの程度なのでしょうか。

ファンクラブの会員数は、各球団クローズにされていて、並列で比較することは困難です。

色々調べたところ、「三菱UFJ リサーチ&コンサルティング」さんより、「2024年スポーツマーケティング基礎調査」というレポートがリリースされていました。

このレポートには、広くスポーツ全体の動向調査が記載されていますが、その中に、プロ野球のファン人口の推計が記載されています。

球団名ファン人口
阪神タイガース415万人
読売ジャイアンツ369万人
ソフトバンクホークス240万人
中日ドラゴンズ208万人
北海道日本ハムファイタース198万人
プロ野球ファン総数2,210万人
出所:三菱UFJ リサーチ&コンサルティングとマクロミルによる共同調査

これは、2024年の9月の調査で、15~69歳の2000人(男女各1000人)対象に人気調査を行ったものからの推計です。

こうしてみると、古くから大都市圏に根差している球団の人気がやはり根強いですが、日本ハムが検討しているのも注目されます。

阪神ファン415万人!

そんなにいるのか!と思いますが、優勝パレードに100万人集まった事実を考えると、有り得ないことではないような気もします。

  

今回は、ふと気になったことをテーマに、いつもとは少し趣向を変えた記事をリリースしてみましたが、いかがでしたでしょうか。

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